Kids まゆみ

園名の由来

園名の「まゆみ」は、弓にも使われるしなりのある硬く強い木の名前が由来で、柔軟でしなりのある心と体をもって育ってほしいとの願いから。

 

 

当園が考える保育について

一 こころの土台を育てる保育 一

子ども自身が自ら学ぶ力をつけること

教育では、「他人から教わる(teach)」と「自ら学ぶ(learn)」があリます。もちろん両方必要ですが、この幼少期には「自ら学ぶ(learn)」が大切であると考えられています。この「自ら学ぶ(learn)」方法は、教えることはできません。「子ども自ら学ぶ方法を学ぶ」しかありません。これは、ごっこ遊びや園庭あそびなどの日常のさまざまな遊びを通してしか獲得できません。子どもにとって遊びは、この時期における人間の発達にとってとても大切なものとされ、子どもの時期に欠かすことのできない重要な要素といわれています。また、しっかりと遊ぶには、十分な時間や仲間が必要です。時間をかけてじっくりと「遊びこむ」ことで遊びは発展し、創造力、集中力、体力、コミュニケーション力が発揮されます。

自己肯定感を持つこと

他人を愛せるようになるには、まず子ども自身が愛される体験をしなければなりません。
大人が日々の生活の中で、子どもの良い所をたくさん探して、肯定的な態度で丁寧に接することが大切です。大人の言ったとおりに行動する子どもを評価するのではなく、子ども自らが考え、行動したことを 大人が評価することが必要です。それが大人からはレベルの低いものに見えるかもしれませんが、子どもにとっては「自分のありのままを認めてくれる」「結果ではなく、過程を評価してくれる」という心の土台の部分が育ちます。
自己肯定感や意欲に満ち溢れて育つと、自ら知識や技能を身に付けようとしたリ、他人とも仲良くしようとします。

コミュニケーション力を持つこと

コミュニケーションというのは、単なる会話だけではありません。コミュニケーションでは相手と心を通わせることが重要といわれています。基本のあいさつや「ありがとう」と素直に言えるなど、人との関わリの中で学ぶことは、大人が言いなさいと教えても身につくものではあリません。大人が日々の生活の中で、人との関わりを丁寧に行うことで子どもは基本的なあいさつなどを学びます。
そして、他人と協力することも教えることはできません。他人と協力することを学ぶには、仲間と遊ぶことから始まリます。友達と遊ぶことを通して、自分とは違う価値観を得ながら世界を広げていきます。ただその過程で、必ずついてくるのが「けんか」です。当園では、「けんか」をマイナスとはとらえず、けんかを通して叩かれる痛みを知り、心が傷ついたり、逆に叩いたことを後悔する経験を大事にしています。その経験を通して、子ども達は相手の感情や思いに気付き、他人を思いやれるようになります。職員も出来るだけ見守りながら、お互いの思いを引き出し、子ども同士が納得いく解決方法を見出せるようにしています。そうすることで、年長児になる頃には、子ども達だけで意見の折り合いをつけ、協同できるようになります。

保育理念

幼少期は人としての基盤、基礎を作る大切な時期です。しっかりとした心の土台が作られるよう、自分でみつける遊びや豊かな体験を通して、決して詰め込み教育を通してではなく、自ら考えられるような環境を設定し、本当の意味での生きる力 がもてる子どもを育てていきます。そして、子どもたちにとって本当に大切なものは何かを求め続けていきたいと思っております。